シットアップ。学校の体育の時間や部活でおなじみだったあの起き上がり腹筋です。最近では筋トレの効果よりも腰痛を引き起こすリスクのほうが大きいとさえいわれています。常識ってちょっと目を離してるとすぐ変わっちゃうみたいですね。
シットアップが腰に悪いなんて誰がいい出したんだ!
っていいだすオールド筋トレマニアきっといますよね。はい、このシットアップ腰痛原因説の提唱者はカナダにあるウォータールー大学のスチュアート・マックギル名誉教授です。
教授の研究では上体起こしが脊椎を圧迫する力は、米国立労働安全衛生研究所が定めた腰痛につながる基準値とほぼ同じだというのです。これを何度も繰り返すと、背骨の間の椎間板を痛めてしまうというのです。
ではシットアップじゃなくてクランチはどうでしょう。残念ながらこちらもリスクは同じなのだそうです。
でも正しいやり方ならやってもいいらしい
ダメなのは誰かに足を抑えてもらったりする古いやり方。当然なにかにあしをひっかけて固定しながらもダメですね。ヒザを立てて固定せずおこなうのなら大丈夫。下の動画のようなフォームです。
ですが、腹筋100回!など極端な数をこなすのはNG。どうしてもフォームが乱れて腰への負担が大きくなりますものね。
ま、それぐらいの回数がこなせるならすでに6パック、8パックになっているんじゃないのかとも思うんですけど。それでもまだまだきたえたいですか?
腰への負担がすくない腹筋運動といえばあれです
だったらプランクですね。このブログでも○○の一つ覚え的に何度も紹介していますが、やっぱりいいんですプランクは下にお手本の動画を用意しておきましたのでぜひどうぞ。
この動画ではヒジと両方の足で支える基本スタイル以外にサイドへのツイストやヒザをついておこなうプランクが紹介されていますが、その他にもバリエーションはいろいろあるんです。
手のひらでおこなうハイプランク。プランクの姿勢のまま片足を高くあげるプランクレッグレイズ。基本姿勢からヒジの角度を変え前後に動くプランクソー。カラダを横向きにして片ヒジと揃えた足の下側で支えるサイドプランクなどがあります。
もっと効いてるぞ感のあるトレーニングなら
バイシクルはどうですか。寝転がって足で自転車を漕ぐようなあの動作ウッっていうとこまで効きます。今日からどうですか。ほらこの動画みたいな感じでね。
ところで腹筋運動だけが腹筋じゃない。というお話なんですが、ランジでも、デッドリフトやスクワットでも腹筋っていろんな運動に不可欠の筋肉なんですよね。ということは…そうふつうにいろいろなトレーニングをしていれば腹筋は自動的にきたえられていくという理屈。
どうしても6パックをというならいつものトレーニングにプラスしてダイエットが近道。食事の見直しや基礎代謝をあげるためのトレーニングメニューの実践でどうでしょう。夏にはまだ間があるみたいですからね。