30年くらい前のボリウッドムービーでは太っていることがスターの条件だったそうですよ。その理由はお金持ちに見えるから。昔の日本もそうだったみたいです。貧しい時代には太っている=食べ物に不自由していないことが豊かさの象徴だったのですね。
太ったアメリカ人とやせたアメリカ人
僕がはじめてフィジカルフィットネスという言葉と出会ったのは30年以上前のこと。載っていたのは女優の桃井かおりさんのお父様の著書「ケネディに続く若者たち」。1960年代のアメリカ留学記です。
僕の記憶の中では当時のアメリカではフィジカルフィットネスがブームで、痩せてたくましくなければ自己管理のできない人間と見なされる。仕事でもダメなやつと思われる、だから痩せろ!こんなニュアンスだったと思います。そんな風潮に皮肉も込めたような文章だったような。
なにしろ10歳若く見せろ!の国ですから。謙虚を旨とする日本人の目には「まったくアメリカ人ってやつは」そんな感じに見えたんでしょうね。
やせたいなら高いけど日本食をアメリカの常識?
昔とは異なり現代ではスリムだけど筋肉質、いわゆる細マッチョがそのまま富裕層のイメージになってきています。アメリカではジャンクフードは安いけれど太りやすい。SUSHIは高いけれど太らない。そんな理由もあって日本食が受けてるそうです。
どうなんでしょう。我々の感覚では寿司だって食べ過ぎれば太るでしょ?といいたくなりますけどね。
そういえば「ケネディに続く若者たち」の中でも痩せている著者を見て、同じ大学(ハーバード大学)の友人たちが「モモイが痩せているのは魚を食べているからだ。痩せたいなら魚だ」と極論を吐くシーンが有りましたっけ。今も昔もシンプルなんですねアメリカ人の発想って。
そういえばジムに通っているのもゆとりのある証拠なんですって。僕なんて全然余裕がないのにね。それにしても長いですよねジムのお休み。再開のその日を楽しみに、週末は地味におウチトレでもがんばりますか。