あと5cm、ムリならせめて3cm細かったらお気に入りのパンツがはけるのに。僕は男ですがその気持ちとてもよくわかります。というのも僕自身が30代後半から急激に太り始めた経験があるものですから。でも3cmなら大丈夫。きついトレーニングなんかしなくてもやせることができます。そのヒントは緊張感。具体的にいうと日常的に内蔵を抑えるようにお腹の圧力を高める習慣を身につけること。腹筋運動のイメトレ版エア腹筋ですね。これだけで確実に目標へと近づきます。
お腹に力を入れると全身の筋肉に影響があらわれる
背筋を伸ばして立ち力を入れてお腹を引っ込ませてみてください。横隔膜が広がって胸が大きくなった感じがするはずです。とりあえずはフェイクですが引っ込めた分だけウェストは細くなります。このときお腹を触ると腹筋がカチッと固く、力が入っていることがわかります。この状態のまま両腕を曲げてみてください。腕にも力が入っていることに気づくはずです。お尻にもきゅっと引き締まった感じがありますね。自分ではお腹だと思っているのにカラダはそれ以外の筋肉にも負荷をかけています。つまり無意識に全身運動をしているのですね。
座っているとき以外はいつもトレーニングのつもりで
立ち上がる、歩く、曲がる、止まる。カラダを動かしているときは常にお腹に力を入れることを意識してください。家事をしているときだってそう。前へ出ようとしている内臓を抑えスッキリとした見た目を維持することができます。「そんな一時しのぎ」と思いますか。一時しのぎも継続することで有益な結果となることもあるんです。
目的の1つ目はお腹に力を込めて見た目をキープすること。2つ目は動いている間中この運動を続けるよう意識すること。するとどうなると思います。まず、お腹に力を入れることがクセになり自然と運動量もあがります。習慣となることで基礎代謝がアップします。そして摂取したカロリーを消費しやすい体質になれるのです。
やせるヒントは毎日の中にある僕がエア腹筋をすすめるわけ
いまあげたのは体質改善による直接のエア腹筋メリット。その他にもオマケ的にいいことがついてきます。自分の意思でカラダを動かす意識が働くことで動作がスピーディーに。人の目を意識することから表情にもキレが出てきます。もちろんみんながそうなるというわけではありません。でもお金や時間もかからず、思い立ったらすぐできる。それが「エア腹筋ダイエット」。これまでなんとなく過ごしていたムダな時間をスピードと緊張感のある時間に変換するだけで毎日の暮らしにもリズムが生まれます。とりあえずデメリットはなにもなし、あるのは期待だけ。やってみて損はないですよ。