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世界の一部では過去の経験や知識が財産になる時代は終わろうとしています。むしろ、足かせになることだって。なくなる仕事なんて嫌な言葉ですけどね。販売とか営業とか、運輸ね、あぁ印刷関連もそうですね。

こんな仕事もあったなぁと。いつか今もそんな昔になるんですね。

はるか昔、遠い宇宙の彼方のずっと手前、東京あたりでDTPというものが印刷デザイン業界にちょっとした変革をもたらした時代がありました。

しゃしょく…社食じゃありませんよ写植と書きます。正しくは写真植字というんですが、文字を一文字一文字、それぞれのフォントできれいに揃えて写真にするんです。当時の印刷には不可欠だったこの写植という作業、これでなかなかの腕に覚えの職人芸。

こだわりというか頑固な方も多くって。急ぎのデザイン仕事のときなんか、特急でぜひと拝み倒してお願いしたものです。もっともこの写植の以前の時代には褐変印刷という文字取り活字を拾う時代があったわけですけどね。

でDTPの時代になるとそのころあれほどたくさんあった写植屋さんが次々と廃業していきました。だってデザイナーや印刷会社のコンピュータの中で文字も写真も完結してしまうんですから。版下屋さんっていうのもありましたね。

印刷業界の苦悩と怯え

それがこのところの急激な変化で、紙媒体も大幅縮小なんてね。言われてるわけですよ。そんなことで印刷業界は大混乱。テレワークの普及で資料はディスプレイで確認、押印という習慣だってなくなりそうだし。

でもね、いつの時代にだって変化はあったわけで、それに直面して嘆く人、新しい可能性を見出す人。それぞれあったはずなんです。今回は、その変化が急激で、幅広い業種で起こっているというだけ。

考えようによっては自分らしさを発揮して、自分にしかできない踊りを踊るにはチャンスじゃないですか。どうですひとついっちゃいましょうよ。

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