説明するほどのこともありません。名前の通り、囚人式のトレーニングです。アメリカ映画にでてくる刑務所では囚人がバーベルやダンベルを使ってトレーニングしていますが、最近話題のプリズナートレーニングは器具不要。自分の体以外何もない状態でもできるトレーニングメソッドです。自重だけということから考えると囚人は囚人でも独房に幽閉されていた人が考案したトレーニングなんでしょうかね。

 

メソッドの生みの親は囚人歴20年以上の懲役マッチョ

冗談はさておきこのプリズナートレーニング。よく考えられていると思います。提唱者でブームの元になった筋トレ本『プリズナートレーニング』の著者でもあるポール・ウェイド氏によると基本のトレーニングメニューは6種類。腕立てふせ、スクワット、プルアップ(懸垂)、レッグレイズ(脚あげ)、ブリッジ、逆立ち腕立てふせ。レッグレイズを除けば特別筋トレに詳しくない人でも知っているような種目ばかりです。特定の部位にかたよることなく全身の筋肉が効率的にきたえられるムダのない構成だと感じました。

 

自分を解放し自由になるためのトレーニング

マシンやダンベル、ベンチなどを使った筋トレではどうしても固定したポジションで特定の筋肉に負荷をかけるトレーニングが多くなります。もちろん目的の部位を発達させることも目的の一つですからそれでいいのですが、人間本来のナチュラルな動作かといわれれば疑問が残ります。たとえばですが、仰向けに寝て重いものを持ち上げるなんて多分ベンチプレス以外で経験することはないでしょう。実生活で生かされこともないと思います。だとしたら、体重を利用して行うプリズナートレーニングは、自分の自然な動きをどこまで引き出せるかを探るトレーニングなのかもしれません。

 

筋トレビギナーから総統の上級者までレベルに合わせて

先ほどメニューは6種類と書きましたがそのクラスレベルも綿密に考えられています。腕立てふせを例に取ると壁を利用した負荷の少ないものから最高強度・最高難度の片手腕立てふせまで10段階のクラスに分かれています。これなら体重の多すぎる人やまだパワーに自信のない人でも無理なく始められそうですね。だからといって最高クラスとなるとだれにでも簡単にできるというものではありません。僕たちクラスが片手でというと足を大きく開いてバランスを保ち、肘を直角に曲げる程度ですがそれとはレベルが違います。足を閉じアゴが床からこぶしひとつ程度までカラダを下ろすとあります。これ相当の上級者でもなかなかきついのではと思います。

  

自分のカラダをマネジメントする自重トレーニング

自重トレーニングはジムに行けない日に行うサブメニュー。いままではそんなイメージが先行していました。しかし自重も突き詰めるとここまでいけるのか。そう思えたのは新鮮な発見です。また器具を使ったトレーニングより以上に自分のレベルや体力に合わせたマネジメントが大切です。決めた回数や時間ベースではなく、負荷の程度やどの部位にどう効いているかなどですね。つまり、筋肉にかかる負荷を調整しながらカラダのメンテナンスチェックを行うのです。チェックの経験が積み重なるにしたがって精度は高くなりより効果的なトレーニングが可能になるようです。

 

僕の考えるプリズナートレーニング7つのメリット

・器具を必要としない
・場所を選ばず思いついたときに行える
・限界を超える負荷によるケガのリスクが小さい
・器具の不具合、落下等の事故リスクが小さい
・自分のレベルに合わせて調整できる
・全身をバランスよくきたえることができる
・筋肉についての意識と学びが深まる

 

自分を解放するプリズナートレーニング

プリズナートレーニングの大きな特長は自分の肉体との対話。その対話の中から本来の自分、あるべき理想や理想を実現するためになにをやるべきかが学べるのだと思います。大胆にいってしまえば今までの自分を閉じ込めていた牢獄からの解放。もしかしたらプリズナーとは刑務所の囚人ではなく今ある現実に囚われている私たち自身なのかもしれません。

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